国指定重要文化財・旧門司三井倶楽部

大正10年に三井物産門司支店の社交倶楽部として現在の門司区谷町に完成。昭和24~62年までは旧国鉄の所有となり、「門鉄会館」として利用されていました。旧国鉄の分割、民営化により国鉄精算事業団の所有となり、その後北九州市に無償譲渡され平成2年3月、国の重要文化財に指定されました。「門司港レトロめぐり海峡めぐり推進事業」において、この建築物を門司港駅前に移築し保存活用するため、平成2年7月より解体工事、平成3年3月より移築工事を開始しました。

建物は木造2階建でアールデコ調のモダンなデザインが見られるなど大正ロマンの香りを今に伝える建物として貴重なものです。

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外壁は、木の柱や梁などを骨組みとして外に見せるハーフティンバー形式で縦、横を強調する木部のダークブラウンと白の窓枠とシックな壁色とのコントラストが複雑なデザインと共に外観を特徴付けています。

これは英国ではチューダ様式と呼ばれているもので正面に並べられた大小5つの切妻屋根が見る人に堂々とした印象を与えています。

1階エントランスホール入口の欄間には帆船を描いたステンドグラスがはめ込まれて港町門司港の華やかな時代を今に伝えています。また2階には、アインシュタインイ博士夫妻が滞在した部屋がアインシュタインメモリアルルームとして復元されています。

館内施設
■林芙美子資料館

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林芙美子のプロフィール
北九州市門司区小森江生まれ。尾道 高等女学校を卒業し上京。様々な職業を転々としながら創作活動を続け、1930年(昭和5年)その10年 間にわたるいきることの苦しさや悲しさを書いた「放浪記」が出版され、大ベストセラーになる。
林芙美子-Wikipedia

■アインシュタイン・メモリアルルーム

大正11年11月17日、講演のために来日したアインシュタイン博士夫妻が福岡での最後の講演のためこの三井倶楽部に宿泊。日本での思い出と共に、12月29日門司港から棒名丸で上海に向けて出航しました。
記念すべきその部屋は当時のままの姿で保存され、アインシュタインメモリアルルームとして公開されています。

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アインシュタインのプロフィール
ドイツの理論物理学者。1905年に特殊相対性理論を創始し、3編の論文を 発表して一躍学会の第一線に立つ。1914年ベルリン大学教授。カイザー・ ウィルヘルム研究所所員となり、一般相対性理論の建設に努力し、1921年ノーベル物理学賞を受賞。
アルベルト・アインシュタイン – Wikipedia

建物概要 [建物の規模・概要]
本 館 木造2階建
スレート葺 延面積901?
付属屋 木造平屋建
浅瓦葺   延面積182?
倉 庫 木造平屋建
浅瓦葺   延面積 46?
設 計 松田昌平
構造年月 大正10年
(平成3年3月から移築工事開始)
重要文化財指定 平成2年3月19日
旧所在地 門司区谷町
移築場所 門司区港町7番1号
(門司港駅前)
所有者 北九州市

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